2013年04月05日

オニカサゴ Scorpaenopsis cirrosa

Scorpaenopsis cirrosa
(左上)オニカサゴ Scorpaenopsis cirrosa
(右上)サツマカサゴ Scorpaenopsis neglecta
(左下)オオウルマカサゴ Scorpaenopsis oxycephala
(右下)ニライカサゴ Scorpaenopsis diabolus


見た目が良くて、同属に姿かたちの少しずつ異なる近縁種をたくさん抱えている魚は描き甲斐がある。オニカサゴはまさにそういう魚だ。種間差だけでなく個体差もバリエーションに富んで、美しかったりかっこよかったり可愛らしかったり。オニカサゴのなかまばかり描き続けてもなかなか飽きないかもしれない。

彼らのような魚を描く楽しみの根は、幼い頃の記憶の中の、生き物たちの絵が整然と並べられた図鑑の見開きにある。
図鑑の愉楽を的確に言葉にするのは難しいけど、それはきっと

1.知ること
世界のどこかにはこんな生き物がいて、こんなところでこんな暮らしをしている。それを知ることそのものや、そこから広がる想像によって、未知の世界に触れる快楽。

2.わかること
このなかまの魚は、色柄はとりどりだけれど形はなるほどみな同じだ。この魚とこの魚は同じなかまではないけど、なぜだかこんなにもよく似ている。そうやって生き物の姿を見ることで、その仕組み(分類とか進化といったもの)がなんとなくわかってくる。

3.見ること
美しいもの、かっこいいものを見るのは楽しいし、集められてずらりと並べられたものを見るのはコレクターでなくてもどこか心が踊る。純粋に、見ることのよろこびがある。

と、いうことじゃないかと思う。

オニカサゴのなかまを描くことは、この愉楽によって実によく心を満たしてくれる。



 
posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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