2013年04月12日

ルリスズメダイ Chrysiptera cyanea

Chrysiptera cyanea
ルリスズメダイ Chrysiptera cyaneaと、Chrysiptera属のなかまたち

目が覚めるような鮮やかな青と黄の組み合わせ。その美しさは勿論だけれど、ルリスズメダイとそのなかまがそれ以上に「そそる」のは、種によって異なる黄色の入り方だ。これは人の「整理して、理解する」欲求を刺激する。

「蒐集欲」というのとは少し違う。蒐集というのは限界がないか、あるいはあったとしてもそれが遥かに遠くて、だからこそ蒐集家は蒐集にのめり込むことができる。チョウの個体変異や、希少種を含むカミキリムシの蒐集には限りがない。「集め、自分のものにする」ということにどこまでも夢中になれる、それが蒐集の魅力だと思う。

それに対してルリスズメダイのなかまの場合、青い体に黄が入る種はそう多くはなくて、比較的手軽に「名前」と「黄色の入り方」を一覧することができる。しかも黄色の入り方は種によって一目瞭然で違っていて、簡単な間違いさがしにもならないようなレベルなので、視覚的な理解が簡単。個体変異もそんなに大きくはないようなので、2種のどちらとも判断がつかないような個体が出てくるケースも多くはなさそう(、な気がする)。

「この黄色の入り方は、この種類」というのを、パズルのピースをはめた時のように、すとんと自分のものにすることができる快感。それは自然に対する人間の、「理解したい」という根源的な欲求が満たされる感覚なのだと思う。


 
posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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