2013年05月03日

水玉模様の魚 polka-dot fish

polka-dot fish
(上段、左から)チョウチョウコショウダイ Plectorhinchus chaetodonoides / マンジュウイシモチ Sphaeramia nematoptera / テングカワハギ Oxymonacanthus longirostris
(中段、左から)ミナミハコフグ Ostracion cubicus / サラサハタ Chromileptes altivelis / クロハコフグ Ostracion meleagris
(下段、左から)モンガラカワハギ Balistoides conspicillum / ルリホシスズメダイ Plectroglyphidodon lacrymatus / イロカエルアンコウ Antennarius pictus


生き物の図鑑といえば、基本的には分類学に基づいた整理がなされている。けれども、決してそれがすべてではない。種の網羅と同定を目的とするのでなければ、図鑑の切り口は人それぞれ何だってよくて、実に無限にあるはずだ。

「水玉模様の魚」を集めてみようと思った。いくらでもいると思って挙げてみたら、案外5、6種のところでウッと詰まった。絵に描く以上はそこそこ華やかな見た目のがいいし、淡水魚と海水魚を混ぜて描くのは気持ちが悪いから海水魚限定。さらに、あまりにも実寸が違うものを同じような大きさで描くのも違和感があるから、ジンベイザメみたいなのはナシ。
そうやって考えてみると、例えば縞模様の魚に比べて、水玉のは少ないのだと思った。確かにシマウマみたく周囲の環境に溶け込みやすい縞模様と違って、目立つ水玉は捕食者の目を欺くのには向いていなさそう。厳しい種間競争を勝ち抜くには縞模様の方が有利なのかもしれない。

水玉に限らず、また魚に限らず、生き物の模様には共通の要素がある。ヒョウ柄が「本家」ヒョウだけでなく、広くさまざまな生き物に着用されているように。そういう模様の形成には数学的に解き明かされるパターンがあるのだと、チューリングという学者が言ったそうだ。
自然には普遍的な法則があるらしい。人間の瞳と銀河との類似に驚くのは、ものすごいスケールの大きさでその存在を突きつけられたような気になるからだ。さまざまな生き物たちがチューリングのパターンを共有していることにも、それと同じ驚きと感歎がある。


 
posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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