2013年05月17日

防波堤周りの幼魚たち juvenile fish around breakwaters in Japan

juvenile fish around breakwaters in Japan
(上段、左から)マアジ Trachurus japonicus/ ムラソイ Sebastes pachycephalus pachycephalus / トラフグ Takifugu rubripes
(中段、左から)クジメ Hexagrammos agrammus / シロメバル Sebastes cheni / マダイ Pagrus major
(下段、左から)カサゴ Sebastiscus marmoratus / マサバ Scomber japonicus / カワハギ Stephanolepis cirrhifer


防波堤で釣りをしていたころ、釣れるのは種類が何であれ7,8cm〜15cmぐらいの小魚が多かった。大きな魚の子どもか、でなければそもそもその程度の大きさにしかならない小型種だ。だから、釣って手に取って、バケツに泳がせて眺め、持ち帰って水槽で飼った魚たちは、みな小魚らしい容姿をしていた。体に対して目がぐるりと大きく、全体にみずみずしい透明感があった。

一般に浅い海の魚は小さく、深い海のは大きい。これは釣りをしていると体験的に感じることだし、生態学のような学問的な見地からもきっと言えることだと思う。小魚が多い大阪の海の防波堤周りの多くは、直下の水深が4〜5メートルほどだった。身長170cmの人が縦に3人分、マンションの2階部分までぐらいの高さだろうか。そう考えると意外に浅いところで釣りをしていたんだなと思う。底の見えない海におもりを落としているので、感覚的にはもっと深いところに仕掛けを送っているつもりだった。

4〜5メートルの深さの海ってどんな感じなんだろう、それを疑似体験するために「大体あのへんが5mぐらいの高さかな」という目星をつけながら街を歩いてみる。目星をつけたら、目の前の街の風景はそのままに、自分は白い陽の光が差し込む海の底に立っているんだと想像する。そうすると、昔自分が釣り上げた小さな魚たちが目の前を泳ぎ始める。そこの段差の陰にはカサゴが身を潜めていそう、そっちの植え込みの中にはアイナメがいる。このマンションの外壁にはこのへんにカキ殻がついていて、クロダイの子が餌を探していそう。

そんな遊びをしながら街を歩くと、次に釣りに行くときにはもうちょっと釣れそうな気がしてくる。



posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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