2013年08月23日

ポルカドット・ローチ Schistura corica

Schistura corica

お盆休みに入る3日前、ポルカドット・ローチが死んだ。

元気な魚で、小型魚ばかりの水槽の中ではかなり存在感のある6〜7センチの体をびゅんびゅん飛ばして泳いでいる姿があまりにも当たり前だったから、その体がすっかり生気を失って流木の脇にごろんと横たわっている光景は、まさしく晴天の霹靂で目を疑う思いだった。活き活きとした姿を最後に見てから2日も経っていなかったはず。死ぬような予兆は全く見て取ることができなかった。

飼っていれば当然、魚が死ぬこともある。
2センチにも満たないような小型魚の身体は、同居人のエビたちがけっこうあっという間に骨だけにしてしまう。縁もゆかりもないどこかの地中に埋めるより、この水槽で生きた肉体の行く末としては相応しい気がして、最近はエビが食べるにまかせていた。けれども、ポルカドット・ローチはさすがに大きすぎて、エビたちは早々に食べ飽きてしまったようだった。そうなると水底で徐々にふやけていく白い身体はいかにも不憫で、今回は埋葬することにした。浅草寺の屋根とスカイツリーが見える、はとバス駐車場脇の植え込みに埋める。

彼のなんと言っても可愛いかったのは、まるでワクワクした人間の子どもみたいに、水槽内をキョロキョロと見回すその仕草と表情だ。砂の上にフワリと腹這いになって、顔の角度ごと右や左や上の方に目を向ける姿は、なんだか色んなことを考えていそうに見えた。


posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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