2014年05月02日

レッドテールキャット Phractocephalus hemioliopterus

Phractocephalus hemioliopterus

レッドテールキャットは熱帯魚の世界では古くからポピュラーで、あまりに見慣れてしまって最早その美しさに気がつかないほどだ。ゲームフィッシングの対象としても人気があるようで、土色に濁ったアマゾン川をバックに太公望たちが自慢げにかれらを抱えている写真がネットに溢れている。水槽での姿を見慣れている目にはそれがとても新鮮で、レッドテールキャットが破格な洒落ナマズであることに改めて気づかされた。他の地味めな大ナマズとは一線を画する大胆なカラーリングだ。

以前は10cmに満たない幼魚を熱帯魚店でよく見かけた。どんぐりまなこと大きな口がキャラクターじみていてえらく可愛らしいのだけど、大食漢で成長が早くて最終的には1m近くにまでになってしまうので、相当な覚悟と設備がないと飼いきれない。可愛さに目が眩んで手出しすると後で大変なことになると知られてか、最近はあまり見かけなくなったように思う。

熱帯魚を飼い始めた頃、ショップや図鑑で見かけるこの魚を母は気に入って、いやァオシャレやわァと関西弁でしきりに言っていた。きらびやかな小型魚好きとしては正直なところさほどとも思わなかったのだけれど、自分の趣味に興味を持ってもらうのは嬉しいことだ。私はうん、とかそう?などと曖昧な返事をしながらも、母がこの魚を褒めるのがとても好きだった。


posted by uonofu at 18:00| Comment(0) | 魚の譜
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