2014年06月06日

ネンブツダイ Apogon semilineatus

Apogon_semilineatus
ネンブツダイ Apogon semilineatus とクロホシイシモチ A. notatus

友人2人に連れてもらって、南房へ釣りに行った。防波堤だよ、と聞いて小躍りするような気持ちで待ち遠しく当日を迎える。乗合船やボートの釣りももちろん楽しいのだけれど、それらは東京で知った大人の釣り。防波堤は幼い頃に父と一緒に巡った大阪湾のあちこちを思い起こさせて、やはりいつまでも特別なものなのだ。

未明に着いた相浜港ではポツリポツリの釣果のみ。大物を狙った友人たちも思わしい結果がなく、場所を浜田港に変えることに。少なくとも私にとってはそれが大当たりで、そこは小魚たちの宝庫だった。群れをなして泳ぎ回る小サバや何かの青物の仔。水面直下に浮かぶ3cmほどのハゼらしき縞模様の小魚。目を凝らすと、海底近くを滑らかに舞うベラのような細長いシルエットも見える。

そして、愛らしく美しいネンブツダイたち。堤防の曲がり角で入れ食いになった。仕掛けを沈めると群がって餌に食いついてくるのが見える。
立て続けに釣り上げて持参のプラケースで都度写真を撮っていると、時折少し色味の渋いものが混ざった。アゴの先端が黒くなっているのが、釣り針を外すときによく目立つ。婚姻色の出た雄かな、などと思っていたのだけれど、家に帰ってから別種だと知った。クロホシイシモチ。顔も体もネンブツダイより少しいかつい。

日ごろ鈍い色の東京湾しか目にする機会がないので、南房の海の透き通った碧さは眩しかった。釣果は指を除いた手のひらにも満たないような小物ばっかりだったけど、瀬戸内にも似た多様で豊かな魚影を存分に楽しんだ一日だった。


 
posted by uonofu at 18:00| Comment(4) | 魚の譜
この記事へのコメント
ネンブツダイが釣れてきたらたいがいの人は海へポイ。長嶋にかかれば釣れてくる魚はすべて本命。外道なしですね!そら楽しいわぁ!
Posted by aloha at 2014年06月08日 13:25
ほんとにそうですね、外道なしです。この日の釣果は他にゴンズイとヒガンフグ、その他小魚少々でしたけど、何が釣れても嬉しかったです。
Posted by uonofu at 2014年06月08日 15:53
失礼しました呼び捨てになってました。
Posted by aloha at 2014年06月08日 17:51
いえいえ笑
Posted by uonofu at 2014年06月08日 19:05
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